寿次郎のうつわ


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漆は耐水性・耐薬品性・防腐性・断熱性に優れた天然塗料で、漆の器は小さなお子様から、漆器に慣れ親しんできたお年寄りまで、長く安心してお使いいただけます。





寿次郎椀 黒・朱

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寿次郎を代表するお椀で、具沢山のお味噌汁から普通のお味噌汁まで使用出来うる形状のお椀です。一般的な椀よりも高台が高いため持ち上げやすいのが特長です。また、高い高台のデザインが力強い印象を与え、特に男性に人気があります。花塗りで仕上げることで漆の被膜が損なわれずに強さが保たれ、漆本来の優しい光沢を持つ仕上がりとなります。


素地原材料:栃材・漆・砥粉・地ノ粉(珪藻土炭化粉)・顔料 サイズ:12φ×7.2cm







小町椀  黒・朱

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羽反椀を少し小振りにし、縁の反りが絶妙な角度で下唇にフィットするように微調整を加え、今の形になりました。また高台の裏の部分はなめらかな曲線を描いています。これは器を洗った後、乾かす際に水滴が溜りにくいよう考えた構造です。すぐに乾拭きできない忙しい世帯の方にも気兼ねなくお使いいただけます。低い高台は安定感があり、小さなお子様やお年寄りにも安心です。また、このデザインは重ねた時に高さが出ないため収納性の良さも特徴の一つです。


素地原材料:栃材・漆・砥粉・地ノ粉(珪藻土炭化粉)・顔料 サイズ:11φ×6.5cm







カップ大 朱

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まだ誰も漆製のカップなるものを製作していない時代に、椀から飛び出して新しいものを、と考えて生まれたカップです。川連ならではのお椀らしさを漂わせながら、でもお椀ではない、和にも洋にも使える形と持ちやすさを目指したデザインです。磁器や陶器のカップには飲み物の熱を伝えないために取手がつきものですが、天然木を使用している漆器は熱を伝えにくく、取っ手が無くても熱くありません。さらに保温性も高く、冷たいものの場合は外側に汗をかきにくいため、テーブルに結露の雫が落ちることも防ぎます。


素地原材料:栃材・漆・砥粉・地ノ粉(珪藻土炭化粉)・顔料 サイズ:9φ×7.4cm







カップ小 朱

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カップ大のように、和にも洋にも使える形と持ちやすさを目指しながら、少し小ぶりなデザインに仕立てました。お茶などのあたたかい飲み物以外にも、和え物やスープの器としてご利用頂けます。


素地原材料:栃材・漆・砥粉・地ノ粉(珪藻土炭化粉)・顔料 サイズ:8.9φ×6cm







椿皿  朱

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椿の花を横から見た形に似ていることから「椿皿」と呼ばれるようになりました。 和洋 問わず、菓子皿や取り皿として使用頻度の高い定番のプレートです。


素地原材料:栃材・漆・砥粉・地ノ粉(珪藻土炭化粉)・顔料 サイズ:15.1φ×3.3cm・12.3φ×3.6cm














漆器の取り扱いについて


川連漆器は普段使いしやすい丈夫な塗り物です。愛情を持って大切に扱っていただければ難しいお手入れは必要ありません。
 1 ご使用後は、長時間水に浸けたままにしないこと
 2 軽い汚れはぬるま湯で流してください
 3 油汚れは食器用洗剤をやわらかいスポンジに含ませて
 4 食器洗い乾燥機・電子レンジにはお使いいただけません
 5 万が一、破損した場合は修理・塗り直しが可能です







お取り扱いのお店


「秋田贔屓」

「秋田良品市庭ごえん」

「momotose」


このほか全国百貨店および展示会に随時出展










川連漆器の歴史

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鎌倉時代初期から約400年間、県南一帯を治めていた小野寺重道の弟・道矩が、古四王野尻(現・湯沢市川連字大舘)に館を築き、家臣や農民の内職として刀の鞘、弓、鎧などに漆を塗らせたのが川連漆器の始まりとされています。1804年から1830年(文化年間から天保年間)になりますと、漆器の販路を他国にもひらき、藩の保護政策のもとに椀、膳、重箱など多様な漆器工芸品が作られるようになりました。川連漆器に見られる沈金、蒔絵といった加飾の、伝統基盤 も大きく築かれていきました。明治に入って、工芸品として川連漆器の名は広く知られていきました。1976年(昭和51年)に国の伝統的工芸品の指定を受けています。






川連漆器のつくり手のこと

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川連漆器は国指定伝統的工芸品です。一つ一つの工程を手作業により、昔ながらの材料と技法を守ってつくられます。川連漆器業を営む事業者は、秋田県南に位置する川連地区を中心に戸数200戸(2011年)を数えます。およそ半径2キロの密度で木地師から蒔絵師までが工房を構え、後継者や若手工人などのグループの活動も盛んで、その伝統工芸品としての漆器技法が次世代へと伝えられています。